構造解析の スペシャリストを目指して。

PROFILE

2012年入社
(工学系研究科 都市工学専攻修了)

ピンと来た“橋”と勉強してきた
“構造解析”の両方ができる。

子供の頃から、ものを作るのが好きで、大学・大学院と構造系の研究室に所属。テンセグリティ構造に関する研究などをしていました。就職活動は当初、漠然と土木・建築系の仕事を探していて、その中で「どんな構造物に携わりたいかな」と考えていた時、ピンと来たのが橋でした。そこで、橋をキーワードに調べ、横河ブリッジホールディングスグループを発見。会社の規模もさることながら、「あの橋も、この橋も…」と実績の多さに驚きました。さらに、グループの中で当社の存在を知り、「ここなら、大学で勉強した構造解析の知識も活かせるのでは」と志望度が一気に高まっていきました。入社後は、半年ほどの研修を経て技術部に所属。そこから解析業務という仕事自体は変わりませんが、最初の頃は上司に指示をもらってやっていたものが、徐々に自分で直接お客様とやりとりをしながら、最終的な納品まで責任を持って担当するようになっていきました。

技術者としての経験や
コミュニケーションが求められる。

主な仕事内容は、鋼橋などに関する構造解析業務です。たとえば新設橋梁で地震が来た時に耐えられるかどうかを調べたり、保全業務では、補強の効果を確かめたりします。計算書と図面から解析モデルをつくって結果を取りまとめるなど、日々数字と向き合っている仕事です。私たちのこの解析によって、橋の部材の大きさや使う鋼材の量が決まるので、大きな責任やプレッシャーを感じることもありますが、最後までやり遂げた時の達成感も大きなものがあります。また、構造解析は道路橋示方書などの基準図書にならって解析条件を決めていくのですが、細かいところは自分たちで条件を決定しなければなりません。当然、入社して間もない頃は上司と相談しながら決めますが、解析の依頼者から想定外の質問が来ると、その根拠を上手に説明することができず…。技術職はやはり、地道に経験を積んでいくしかないと実感させられました。また、技術職であってもコミュニケーションが大切だということを改めて実感しています。お客様とのやりとりではメールより電話で行うほうが考えていることが伝わりますし、社内でのふとした会話の中に業務のヒントが隠されていることも多々あります。加えて、私たちの担当している解析業務は、数人のチームで仕事を進めるため、メンバーとの情報共有も欠かせません。常に、自分の考えを整理し、言葉で伝えられるようにしておくことが重要です。

構造解析の知識、経験を蓄え、
横河グループの技術を支える。

今後の目標は、構造解析のスペシャリストになって、横河グループの技術を支えていくことです。当社には、土木、建築、機械、そして情報工学といった様々な分野を専門とする技術者が集まっています。そうしたプロフェッショナルな人たちからいろいろな知識や経験を学び、実力を高めていけたらと思います。また、当社ではグループの勉強会や社外のセミナーへの参加なども奨励しており、教育環境は充実していると思います。最初からシステムに関する知識と土木系の知識の両方が備わっている必要もありません。自分で学び、吸収していこうという意欲があれば、何の心配もありません。ぜひ、一緒に頑張りましょう。