最初はもうガムシャラ。
目の前の仕事を
終わらせていくしかない。
横河ブリッジを知ったのは、大学時代の研究室のOBに当社の先輩がいたから。当時、所属していた研究室と当社の研究所で落橋防止装置の共同研究を行っていて、その先輩が頻繁に研究室を訪れていました。とても楽しそうに仕事をしている姿が印象的で、「一緒に働いてみたいな」と自然と思うようになっていました。就職活動では、高速道路運営会社や鉄道会社といった発注側の会社にも興味を持ちましたが、やはり自分は「橋がやりたい」「設計がやりたい」という思いが強く、最終的に橋梁メーカーである当社を選びました。入社後は希望通り設計部門の配属となり、先輩にサポートしていただきながら、設計者のキャリアをスタート。1年目はまず照査設計と呼ばれる設計図面のチェック、修正作業に着手しました。構造に問題はないか、基準はクリアしているか、計算は間違っていないかなど、細かく見ていくのですが、何せ橋梁に関する専門用語がわからない。さらに、基本的に複数の物件の仕事が同時に動くのですが、橋は二つとして同じものがないため、同様の箇所の確認作業でもポイントが異なってきて頭が大混乱。正直、2年目の終わりくらいまでは、もうガムシャラでした。一歩一歩進めていくしない、と。