設計も開発も。 橋梁も橋梁以外も。

PROFILE

2016年入社
(工学研究科 社会基盤工学専攻修了)

1年目から橋梁の設計と並行し、
新型橋梁の開発依頼も。

高校時代、祖父から聞かされた橋づくりのエピソードが面白くて、橋に興味を持つように。大学では、橋梁の振動特性の違いを用いたモニタリングの研究などを行っていました。横河を目指すことになったきっかけは、設計演習の講義に訪れた外部講師からの一言。「橋梁なら横河でしょ」と言われ、早いうちから第一志望でしたね。最終的に、横河NSエンジニアリングを選択したのは、担当教授の奨めも大きいですが、結果的に若いうちからいろいろなことに挑戦できる環境は自分の性格に合っていたと思います。実際、1年目を振り返ってみても、本配属から半年も経たない10月には早くも1つ目の案件を任され、11月からは橋梁の設計と平行して、なんと新型橋梁の開発も依頼されました。様々な文献や過去事例を漁り、設計しては解析をかけるといった試行錯誤の繰り返し。翌年には模型づくりや実験も行い、最後は特許を出願して学会向けの論文も書くことに。依頼された当初は「1年目の私に務まるかな?」という気持ちでしたが、先輩たちもフォローしてくださいましたし、やはり、自分の仕事が早くから形として残るのはうれしいですね。

5つのプロジェクトが同時進行。
日々、成長を感じる。

入社3年目となる現在は担当する業務の幅もますます広がり、今は4つのプロジェクトの設計業務と1つの開発プロジェクトが同時に動いています。しかも、その中のひとつは後輩社員と一緒に高速道路に架ける4本の橋梁のプロジェクトで、詳細設計に初挑戦する案件です。また、橋梁だけでなく、護岸施設などの構造物の設計業務も行うプロジェクトもあり、自分でも時々どのプロジェクトを動かしているか怪しくなる時があります(笑)。入社前は、設計の仕事といえばパソコンの前で図面と向き合っている時間がほとんどだと思っていましたが、製作段階でも施工段階でも何かトラブルや質問があれば、すべて設計者に連絡が入ります。この3年間で、仕事とは優先順位をつけながら、とにかく早め早めに情報を共有し、相談するものだという意識が身につきましたね。加えて、橋梁の設計ではミリ単位の誤差が後々の製作や施工で大きな影響を与えます。こうした細部へのこだわりも、この3年間で磨かれたものだと思います。今年の1月には私が設計者として関わった橋が初めて出来上がりました。完成検査でその姿を見た時は、途中の様々な苦労が思い起こされましたが、それらの記憶もすべて吹き飛ぶほどの感動でした。改めて、こうした短い工期で、設計から製作、施工のすべてを経験できるのは、橋梁メーカーの魅力だと思います。

女性技術者としてのロールモデルも
築いていきたい。

今後の目標もいろいろありますが、まずは橋梁の設計者として詳細設計まで一通りできるようになることです。その上で、鉄鋼セグメントなど、橋梁以外の部署でも設計に挑戦してみたいですね。幅広いキャリアを積めるのは、横河NSエンジニアリングならではだと思うので。あとは、女性技術者としてのロールモデルを築いていくこと。仕事においても、結婚や出産といった人生においても、女性技術者が進みやすい道を切り拓いていけたらと思います。そうして今以上に挑戦の選択肢の幅広い会社へ。ものづくりに興味のある人、自分で考えて動きたい人、明るく楽観的な性格の人にはオススメの会社です。一緒にいろいろな挑戦をしていきましょう。