2020年に向けて。システム建築の強みを生かす
宮田
私たちの営業のスタイルは、全国のゼネコン、ビルダーからの依頼が中心です。私がもともと担当させていただいていたお客様から2017年7月に本プロジェクトのお話をいただきました。横河システム建築の得意分野は、体育館のような大きな空間をつくること。通常、多くの建物は在来建築という建築工法で建てられていますが、私たちの扱うシステム建築は、営業・設計・生産までのフローをワンストップで行える建築工法。そのため、在来建築よりも早く・安く建てることが可能です。本プロジェクトは依頼の段階でとくに竣工時期に対する要望が強かったため、システム建築工法の強みを活かせると感じ、提案をさせていただきました。2020年の一大イベントを控え、パラスポーツに寄与できるのはうれしかったですが、納期を必ず守る必要があったので、プレッシャーもありました。
堀部
依頼をいただいたタイミングでは、私の所属する生産情報部がまだ具体的に動くことはありません。お客様との契約が交わされ発注された段階で、実際に現場で建てる部材に情報を与え、部材の管理業務を進めていきました。建方用の図面を含めてお客様からフィードバックがいただけると、次はいよいよ製作に入っていきます。